「勉強するとき、重要なところは赤ペンで書く」?
「丸付けも直しも全部赤色」
もしかして、こんなノートの取り方をしていませんか?
実は、最新の心理学や脳科学の研究によると、「赤色の使いすぎ」は学習効率を下げてしまう可能性があることがわかってきました。
この記事では、世界の研究機関が明らかにした「色と学習効率の関係」を解説し、今日からすぐに実践できる「脳に効く最強の色分けテクニック」をご紹介します。毎日の勉強を少しでも楽に、効率的に変えていきましょう!
衝撃の事実! 「赤色は学習効率を下げる」は本当?
結論から言うと、「赤色の多用」は、深く考えたり新しいことを覚えたりする勉強には向いていない可能性が高いです。これには大きく分けて2つの理由があります。
心理的な理由:脳が「危険」と感じてしまう
アメリカのロチェスター大学の研究(Elliot教授ら)によると、人間は赤色を見ると無意識のうちに「失敗」や「危険」を連想し、回避的な心理状態になることがわかっています。
テストの採点で「バツ」をつけられたり、赤字で直されたりした経験が積み重なっているため、脳が赤色=「間違えてはいけない」「怖い」というシグナルとして受け取ってしまうのです。
この「失敗を恐れるモード(回避動機づけ)」になると、脳は新しい知識を柔軟に吸収することよりも、ミスをしないことにエネルギーを使ってしまい、IQテストなどの知的パフォーマンスが下がることが報告されています。
生理的な理由:目がめちゃくちゃ疲れる
物理的にも、赤色は目に負担をかけます。
光の波長の性質上、赤色は人間の目にとって焦点を合わせるのにエネルギーを使う色です。黒板やノートの文字が全部赤色だと、目がピント調節を繰り返すことになり、「眼精疲労」を招きやすくなります。
目が疲れると集中力が切れやすくなるため、長時間勉強する受験生にとって、赤色の乱用はスタミナ切れの原因になりかねません。
じゃあ何色が最強? 答えは「青」!
「赤がダメなら何色を使えばいいの?」
その答えとして、多くの研究者が推奨しているのが「青色(ブルー)」です。
集中力と創造力を高める
ブリティッシュコロンビア大学の研究(Mehta氏ら)では、青色は心を落ち着かせ、「接近動機づけ(もっと知りたい、やってみたい)」を高める効果があることが示されました。
特に、新しい問題を解いたり、難しい文章を読解したりするような「創造的タスク」においては、赤色よりも青色の方が高いパフォーマンスを発揮することがわかっています。
「青ペン書きなぐり勉強法」の正体
「青ペンで書くと覚えられる」という勉強法を聞いたことがあるかもしれません。
これには「青色なら絶対覚えられる」という魔法のような科学的根拠までは確定していませんが、多くの学生が「気分が落ち着く」「黒よりも集中が続く」と感じています。
青色は赤色に比べて視覚的な圧迫感が少ないため、長時間ノートに向かってもストレスが溜まりにくいのです。
今日から使える! 科学的・最強の色分けルール
ここまでの話をまとめると、「思考停止で赤を使うのは損」だということがわかります。
脳の仕組みを最大限に活かす、おすすめのペンの使い分けルールはこちらです。
ルール1:思考・記述は「青ペン」を使う
数学の計算、英作文の下書き、暗記のための書き取りなど、「自分の頭を使う作業」は青ペンを使いましょう。
リラックスした状態で脳を働かせることができるため、難しい問題でも粘り強く取り組めるようになります。
ルール2:「赤ペン」は「警告」だけにする
赤色は「目立つ」という点では最強の色です。これを「フォン・レストルフ効果(孤立効果)」といいます。
しかし、あちこち赤だらけにすると、この「目立つ効果」が消えてしまいます。
赤ペンは、以下の2点だけに絞って使いましょう。
- どうしても直らないミスの修正
- 「ここは絶対に間違えるな!」という自分への警告
ルール3:ベースはやっぱり「黒」か「濃い青」
教科書のまとめなど、後で読み返す文章のベースは、読みやすさ(可読性)が一番高い「黒」や「ブルーブラック」がおすすめです。
背景の白とのコントラストがはっきりしているため、読むときの脳の負担が最小限で済みます。
まとめ
- 赤色:失敗を恐れるモードになりやすく、目も疲れる。「ここぞという時の警告」だけに使おう。
- 青色:リラックスして集中できる。「考える・書く・覚える」のメインカラーにしよう。
筆箱の中身を少し変えるだけで、毎日の勉強の「質」が変わるかもしれません。次のテスト勉強から、ぜひ「青ペンメイン」を試してみてくださいね!