1. 入試の仕組みが「一本化」されます
これまでは2月に「前期」、3月に「中期」と2回の大きなチャンスがありましたが、令和9年度(2027年度)入試からは、これらが統合され、2月の「前期選抜」に一本化されます。
ここがポイント!
- 実質一発勝負に: 何度も受け直すことができなくなるため、当日の体調管理や実力発揮がより重要になります。
- 決着が早くなる: 3月上旬には合格発表が行われるため、中学校の卒業式前には進路が決まり、落ち着いて入学準備ができるようになります。
2. 新しい選抜枠:「独自枠」と「共通枠」
一回の試験の中で、「独自枠(旧前期のようなもの)」と「共通枠(旧中期のようなもの)」という2つの基準で合否が判定されます。
| 区分 | 特徴 | 評価方法 |
| 独自枠 | 各高校が「欲しい生徒」を選ぶ枠 | 高校ごとの検査(面接、作文、独自問題など)+ 報告書 |
| 共通枠 | 基礎学力を重視して選ぶ枠 | 共通の5教科試験 + 報告書 |
最大4校(学科)まで志願可能!
新制度の最大の特徴は、一度の出願で「独自枠で1校」+「共通枠で第1〜第3志望の3校」、計4つの判定を同時に受けられる点です。これにより、「第一志望は独自枠で挑戦し、共通枠で確実に合格圏内の学校を押さえる」といった戦略が可能になります。
3. その他の大きな変更点
① Web出願の導入
紙の願書ではなく、スマートフォンやパソコンからインターネットで出願する形になります。
- 24時間いつでも出願可能。
- 受験料の支払いもクレジットカードやコンビニで完結。
- 志願倍率がリアルタイムに近い形で確認できるようになります。
② 「京都府立大学」への系属校化
農芸高校と北桑田高校の2校が京都府立大学の系属校になります。
- 令和9年度の大学入試から、府立大への**「系属校推薦枠」**が新設されます。
- 特定の分野(農業、森林科学など)を極めたい生徒にとって、国公立大学への新しいルートが開かれます。
③ 定員の削減
少子化の影響により、洛西高校や城陽高校などで募集定員が40名ずつ削減される予定です(令和8年度〜)。人気校の競争率がこれまで以上に高まる可能性があります。
4. 保護者として今から準備できること
- 志望校選びを早めに: 「独自枠」の内容は学校によって大きく異なります。早めに目標を定め、その学校が何を重視しているか(面接か、独自問題か等)を確認しましょう。
- 内申点の確保: 「共通枠」では引き続き中学の成績(報告書)が大きな比重を占めます。1・2年生のうちからの積み重ねが重要です。
- 私立併願の検討: 公立のチャンスが実質1回になるため、これまで以上に私立高校との併願プランを慎重に立てる必要があります。